日経平均、戻りのメドと、下げのメド。
さて昨日驚異的な上げを見せた日経平均ですが、今日は後場にかけて売られる展開となりました。やはり気になるのはこのまま上昇トレンドにのれるかというとこところですが・・・
年初から日経平均は下げがきつく、3年チャートを持ち出さないともう節目となる価格が出てこなくなりました。下に抜けたら真っ逆さま・・・?チャートに最低限の線を引いて見ました。
①(16800あたり)は2014年10月の追加緩和後にはサポートラインとなっていますが、もし日経平均が上に抜ける場合は、レジスタンスとなる可能性もあります。
②(16300あたり)は追加緩和以前2013年10月~2014年10月の長い期間、かなり強めのレジスタンスラインになっています。
③(13900あたり)は2013年10月~2014年6月までサポートラインとして機能しています。日経が下げた場合、次の節目として現実味があります。
④(12500あたり)はチャートが一度大きく上げて②のライン手前ではじかれ、戻したところを支えています。ここも節目となるでしょう。今年一年の山場はこのあたりになるかもしれません。ここまで下げればさすがに大底?
こちらはダウの5年チャートです。①(約15400)が直近のサポートライン。②(約14700)は2013年の6月から10月までサポートラインになっています。③(約13600)は2012年9~10月までレジスタンスとなりその後ダウは大きく下げています。④(約12500)のラインは③で叩かれたチャートを受け止めるサポートになっています。⑤(約12000)のラインは2012年6月頭の下げを受け止めるサポート、⑥(約11200)と⑦(約10600)のラインもここで大きくチャートが跳ね返りトレンドが転換しています。
次は戻りがどれくらいになるか?をフィボナッチで見てみます。
2015年6月24日の高値(終値) 20838円を基準にします。
上の図は全戻しがあると考えた場合に節目となる可能性のある価格。矢印は下から 23.6%、38.2%、50.0%(半戻し)、61.8%です。
こちらは2015年6月24日の高値(終値) 20838円まで2/3戻すと考えた場合。矢印は同じく下から 23.6%、38.2%、50.0%(半戻し)、61.8%。
こちらは2015年6月24日の高値(終値) 20838円まで半戻しすると考えた場合。矢印は上と同じです。
チャートだけを簡単に見ましたがマーケットの動きを読むのに100の材料が必要だとしたら、こんなもんはせいぜい2,3個分です。
豊富な判断材料とそれらを活用できる能力があり、シンプルな思考回路があったら良いのですが私には残念ながらありません。
荒れている海には漕ぎ出さないのが一番ですかねー